基本方針
令和2年から世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に2類から5類に引き下げられ、社会経済だけでなく地域住民の生活や活動においても、少しずつですが以前の日常を取り戻しつつあります。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症が地域社会に与えた影響は大きく、昨今の社会経済の変化も相まって、人と人とのつながりの希薄化や経済的困窮、社会的孤立といった地域社会を取り巻く課題は残されたままとなっています。さらには、超高齢化社会の加速、8050問題、障害のある方の親亡き後の支援体制の強化が求められるなど、社会福祉を取り巻く環境や住民の生活様式にも大きな変化が生じています。
このような中、本会が地域住民の皆さまとともに積極的に取り組んできた第4期朝霞市地域福祉活動計画の基本理念である「支え合いの心を育み、誰もが地域でつながるまち」のための活動への期待は大きく、これまで以上に住民の皆さまの声に耳を傾け、関係機関・ 団体の皆さまと連携を密に図り、共生社会の実現に向けた取組みを進めて参ります。
また、今年度から新たに法人後見事業の受任体制を整備し、本会が長年住民の皆さまの 協力のもと注力してきた「あんしんサポートねっと事業」とともに、権利擁護の推進と充実に取り組んで参ります。
さらに、自然災害等の不測の事態が生じた場合に備え、昨年度には朝霞市と災害ボランティアセンター設置・運営等に関する協定を締結し、本会の事業継続計画(BCP)と合わせて災害等の非常時であっても必要な支援や福祉サービスが提供できるよう体制を整えるとともに、引き続き、朝霞市の指定管理事業や委託事業において、安心・安全な施設運営と サービスの向上ならびに地域福祉の充実・推進に向けて役職員一丸となって努めて参ります。
重点項目
- 令和6年度は、第2期発展・強化計画及び第4期朝霞市地域福祉活動計画に基づき、社協組織全体で以下の取り組みを重点項目として位置づけ、取り組んでまいります。
1.社協発展・強化計画に基づく組織体制の基盤強化
(1)組織体制の強化
◇運営体制の強化
◇事業継続計画(BCP)に基づく危機管理体制の強化
◇第3期発展・強化計画の策定準備
◇事務事業の強化
◇PR力の強化
(2)人材育成の取り組み
◇人材育成指針に基づく職員育成の実施
◇キャリアデザインの体系化
◇職員研修制度の充実
(3)財政基盤の強化
◇経費の有効活用
◇財源の確保
2.第4期朝霞市地域福祉活動計画に基づく重点事業
【基本目標①】市民の暮らしを支える仕組みづくり
◇地域共生社会の実現に向けた仕組みづくり
◇相談支援体制の充実
◇保健医療・社会福祉サービスの充実
◇権利擁護の推進
◇生活困窮者等への支援の充実
◇地域住民の交流の促進
【基本目標②】思いやりと支え合いの心づくり
◇地域福祉に関する理解と参加の促進
◇支え合い・助け合いの気持ちの醸成
◇地域での見守りの充実
◇情報共有・発信の充実
◇地域福祉を支える団体の活性化・人材の育成
【基本目標③】安心で暮らしやすい地域づくり
◇施設等の整備・充実
◇防災対策の充実
◇防犯対策の充実
◇外出・移動の支援
◇住まいの確保等への支援
お問い合わせ
総務係
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FAX:048(486)2480